タブレットPC

月刊アスキーを読んでいて、特集の「2006年デジタル大予測!」というやつの11位がタブレットPCだった。前からタブレットPCに興味を持っていたのだけどいまいち普及してないみたいだから、どう使ったら便利そうか色々考えてみた。
まあメモしたりなんてのはありそうな話だし、記事にも書いてあるように書類への赤入れ・修正やプレゼンテーション時の注釈書き込みなんてのは、まあ普通に便利そう。
こうして色々考えてみて思いついたのは、グループで話し合ったりするときのホワイトボードの代わりとして使うこと。最近学校の授業でもグループワークが多かったりして色々思うところがあるのだが、やっぱりホワイトボードをみんなで囲んで色々図などを書いていきながら作業を進めると、そうでない時よりもいいアウトプットが出せる気がする。
この作業を一台のタブレットPCを囲んでディスプレイかプロジェクターにつないで皆で書き書き、でもいいし全員タブレットPCを持っているならばネットワークで一つのファイルを共有しながらそこに書き込んでいくというスタイルでもいいが行えるようにしたらどうだろうか。
ただ普通にこうしてホワイトボードの代わりに使うだけなら、メリットとしてはホワイトボードがない環境でもこういった作業の進め方が出来るということくらいであまりうれしくないように思うかもしれないけど、私が非常に良さそうだなぁと思っているのは、どういった順番で書き込みが行われたかというのが記憶できること。
話がちょっとそれるけど、最近生協で立ち読みした本の中に「トポロジーの絵本」というちょっとかわった本があって、この本はどうやってトポロジーによく出てくるクラインの壷メビウスの輪エッシャーのだまし絵を黒板に書くかということを説明した本だと思う(ほんのちょっと覗いただけだから全然違うかもしれない)。その前書きに、"完成した絵を見せるよりも、その絵をを書く過程を追っていくと理解の進みが全然違う"というような趣旨の事が書いてあったような気がして(これもだいぶ怪しい)、全くその通りだなぁと思った記憶がある。
閑話休題
タブレットPCによるグループワークの議事録も同じ事が言えるんじゃないかと思っていて、どういった順番でグループワークが進んだかということが記録できれば、その過程を追うことで追体験でき、後から見直したり他の人に見せても理解が促進するのではないだろうか。これって結構嬉しいと思っていて、一度体験したら病み付きになるような気がする。こういう使い方って普通にされているのかしら?
さらに考えてみると、なんか頭のいい人の思考の仕方ってすごい気になるけど、頭のいい人(誰でもいいけど)のメモみたいなものを上で書いたような形式で記録して、webで見れるようになったりすると、その人の思考の仕方ってのがある程度見えてくるんじゃないかとも思ったりする。
こうすると議事録とかメモを読む時間がかかってしまうけれど、時間がない人は最終的な結果だけを見ればよいわけで、デメリットはないような気がします。
というわけで、みんなタブレットPC使うようにならないかぁーと思うわけです。軽くて持ち運びの負担にならないようなタブレットPCが出たら買おうかな。

[参考]

トポロジーの絵本 新装版
G.K.フランシス 笠原 晧司 宮崎 興二
シュプリンガー・フェアラーク東京 (2005/12/01)