シリコンバレー・アドベンチャー

シリコンバレー・アドベンチャー―ペン・コンピュータに賭けたぼくたちの会社創造ゲーム
ジェリー カプラン Jerry Kaplan 仁平 和夫
日経BP出版センター (1995/10)
売り上げランキング: 51,823
おすすめ度の平均: 4
4 感動巨編
著者が、ペンコンピュータ(キーボードが無くて、ペンだけで操作するコンピュータ)を販売するための会社を起こしてから、その会社がなくなっちゃうまでの話を書いた本。
さすがに、著者の実体験だけあってすごいリアルで、ビル・ゲイツの人柄とかアップル、IBMの社風とかが良くわかって非常に面白い。
結局この著者が起こした会社は、一円の売り上げも出さぬまま消えちゃうんだけど、何で5年間も売り上げが無いまま会社が続いたのかとか、ベンチャーキャピタルや大きなコンピュータ企業が何を考えているのかとか、シリコンバレーの人間はどういうモチベーションで働いているのかとかがよくわかる。もちろん10年以上前に書かれた本だから今とは異なる点も多いかもしれないけど、読み物としてみてもすごく面白い本だからちょっとでも興味あったら読むといいかも。