学校のMOTの授業の関連で”フォーラム「持続可能な新産業創生のシナリオ」”という資料を読んでいるのだけどこれがとても面白い。タイトルからは内容があまりよくわからないと思いますが、"企業における基礎研究は終焉したか?"、"大学は1000社の企業を達成できるか?"、"わが国はベンチャー企業のインキュベータたり得るか?"という三部構成になっている。
私はまだ第一部しか読んでいないのだが、研究と開発の違い、なぜアメリカのR&Dや産官学連携はうまく機能しているのかといったこと、なぜ日本はそういったことがうまくいっていないのかということが非常によくわかります。
特にこのフォーラムが開催された時点(2001年、2002年)では、日本テキサスインスツルメンツの会長を務めていた生駒俊明さんの話が非常に興味深くて面白いです。ちなみに現在、生駒さんはCANONの研究開発部門のトップを勤めていると最近の日経ビジネスに書いてあったような気がします。